日本全国で自生しているよもぎですが、収穫後に数日もすれば枯れてしまいます。その生命力とは裏腹に実はとってもデリケートだったりします。スーパーに並ばないのはそういった理由なのかもしれませんね。
さて、BLUE YOMOGIでは、自社農園で栽培したよもぎを数日以内に加工製造をしています。本日はその現場をすこしだけお届けします。
よもぎは鮮度が命。収穫後すぐに洗浄され、乾燥、粉砕、蒸留などの加工作業に入ります。土日も関係ありません。提携農家から休日に収穫があれば、工場では土日よもぎの加工がされています。それはよもぎの鮮度を大切にしているからです。
わたしたちの製造工場では洗浄するところからはじまります。もちろんただ洗浄するだけではなく、よもぎ以外の不純物や、枯れ草などを取り除く作業もここには入ります。実はこの作業がとっても時間がかかります。
たとえば、よもぎは葉の下のほうから枯れていきますから、収穫してもすべての素材を使うことができなかったりします。よもぎは、雑草のなかで生えていく特性があるため結構雑草も入っていたりするのです。
そういった選別作業をすべて手作業でひとつづつやっていきます。これは機械では難しくてできないことです。もちろん効率化したいのですが、相当なコストがかかるでしょう。私たちの人の手があいだに入ることで、我々のエネルギーがよもぎに伝わればいいなと想いながら時間をかけて作業をしています。
よもぎの水分を取り除いたあとに、乾燥させたり、蒸留させたりするのですが、みなさんお馴染みの乾燥についてお伝えします。
わたしたちの乾燥技術はちょっぴり特別です。減圧の低温乾燥というやり方を採用しています。通常の乾燥技法は、早く安く大量につくるのが定説です。なぜならそのほうがコストパフォーマンスが良いからです。しかし、私たちはそんな大きな工場ではないですし、時間はかかるけど品質の良い乾燥にこだわっています。
私たちの乾燥は、低温で酵素を閉じ込める乾燥方式を採用しています。この乾燥方法では時間はかかりますし量もそこまで作れないのですが、よもぎの栄養、香り、色を残すことができます。
取引先やお客さまから、「御社のよもぎは匂いが違う」「香りが強い」とよく言われたりするのは、沖縄県やんばる産のよもぎということもありますが、こういった製造方法にも秘密があるのです。
私たちのBLUE YOMOGIの「乾燥よもぎ」はすべてクオリティを重視して作られています。